さて、それでは前回の文章の文型をじっくり見ていきたいと思います。
The amount of people asking what we are lining up for is absolutely astonishing.
まず、主語は文頭の名詞と決まっていますのでここでは ‘ the amount ‘ ですね。これだと意味的にすこしわかりづらいので後ろの ‘ people ‘ までとってしまいましょう。次の述語ですが可能性としては次のパターンが考えられます。
− The amount of people asking……
− The amount of people are…….
− The amount of people is……
asking / are / isと3つの述語候補がでてきましたね。もちろん文章をぱっと見た瞬間にどの単語が文章全体の述語になるかというのが見分けが付けられれば良いのですが、難しい文章や、文法がまだしっかり固まってない人などにはちょっと難しいですね。そんな時には、まずは述語になりそうもないものから順番に1つ筒消していきましょう。
例えば、1つ目の ‘ asking ‘ ですが、〜ingのかたちになっているところに注目です。〜ingが述語になるのは現在進行形の時のみですね。そしてその現在進行形のかたちを作るためには ‘ is ‘ や ‘ are ‘ などのbe動詞が必要です。ここではそのbe動詞が ‘ asking ‘ の前にきていなないのでこの単語は動詞の使い方ではないという事が分かります。(具体的にはpeopleを修飾する形容詞の働きで現在分詞となっています。)
つぎに残りの2つの動詞をみて述語になっている正しい単語を選びますが、先ほど作ったパターンを見るだけで答えが出ますね。
− The amount of people are
− The amount of people is
上の2つのパターンを見た時に、動詞が同じbe動詞で違うのが上は ‘ are ‘ という複数形になっているのに対し、下は ‘ is ‘ と単数形になっていますね。’ the amount ‘ は単数形の扱いになりますので「the amount = it」の考え方でオッケーです。そして主語をそのまま ‘ it ‘ 二置き換えてみると次の通りになります。
− The amount of people It are…… (×)
− The amount of people It is….. (○)
ここまでくれば、下の文章の方が文法的に正しい事が分かりますね。つまり、この文章の文型は次の通りになりますね。
The amount of people asking what we are lining up for / is / absolutely astonishing.
S V C
→ The amount is astonishing. その量は大変驚かされるものです。
あとは、主語の修飾語の部分を付け加えて訳をとれば文全体の訳がしっかりとれますね。
動詞 ‘ is ‘ と’ are ‘ の見分け方ところで、もう1つの見分けかが、’ are ‘ の前にある ‘ what ‘ の存在です。’ What ‘ は文頭にきて疑問文を作るか、文の中などによく使われて関係代名詞や名詞のかたまりを作る疑問詞としてつかわれ、いずれの場合も必ず後ろに動詞が1つ使われるので、この文章の場合の ‘ are ‘ は文全体の述語ではなく、whatが作る名詞のかたまり(名詞節)のなかの述語になります。
このように、文章を文型に分けてみる事によって、動詞を取り違える心配が格段に下がっていき誤訳も回避できるという訳です!英文の読解の際には是非この文型を意識してどんどん難しい文章も読み進めてみて下さい!
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