こちらのブログでは、当校校長の西浦美枝子が書き下ろした「TOEIC(R) TEST日本人が必ず間違えるひっかけ問題100選」に登場する問題をさらに詳しく掘り下げてみていきます
今回紹介するのはPart7長文読解編の「ここでつまずく第1位」の文章を見ていきたいと思います。
尚、こちらのブログの内容をよりわかりやすく理解するために、是非本書をお手元にご用意してこのブログを読んでいただければと思います
〜文章〜
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Dear Mr. Hashimoto:
As our valued client, we would like to thank you for choosing the Bank of Vancouver for all of your banking needs. I am writing to inform you of some excited new financial options offered exclusively to costumers who have been with us for ten years or more.
First, I warmly invite you to open a Privileged Rate Saving Account (PRSA), offered to long-term clients with a minimum balance of $1oo,000.00. A benefit to opening a PRASA is the low monthly fee of $2.50 that allow you to hold on to your hard-earned savings. I would also like to inform you of our Tax-free savings Account that enables you to deposit up to $1,000 a year without having to pay government taxes.
If you are thinking ahead to your retirement , then I strongly recommend that you start a RRSP with us. We are now offering record-high annual interest rates at 2 percent. There is no minimum balance to start, and you get to choose the term of you r contributions.
Finally, as a token of our appreciation, we have enclosed our eclusive Gold Star Card which offers lower interest rates than our regular credit card and a staring credit allowance of $20,000. To use, please register your card at www.BOC.ca/register/card/gold_star.
Once again, we are grateful for your business and look forward to a continued partnership.
Sincerely,
Janet Fujishima, Manager
New Westeminster Branch, Bank of Vancouver.
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さて、TOEICというと単語が難しいというのはもちろんですが、得点力アップに欠かせないのはやはりこの長文問題を以下に時間内にクリアしてい久賀ということではないでしょうか!?Able English Studiesに通っている生徒さんにも、単語力は申し分なく文法もきっちりしているという生徒はたくさんいらっしゃいますが、実際のテストになるとどうしても問題が時間内に終わらないという方がほとんどです。
この問題を解決するために、今回はTOEICにでてくる長文をどのように読み進めていったらよいかというTips(コツ)を紹介したいと思います
●長文のアウトライン(骨組み)をつかむ!
まずは一番にお伝えしたいのは、英語の文章の作りをしっかりと把握するということです
英語の文章というのは実はわりとシンプルな作りになっていて、文章全体の構成ちょっと気をつけてみればとてもきれいに文章をみることができます。特に今回のレター形式のような文章は段落ごとに非常に話の流れをとりやすいものになっています。
長文を段落ごとに読み進めて、各段落がどのような働きをしているかを把握ながら読んでみてください。
•第1段落:As our valued client, 〜 more.→これからこんな内容の手紙をお伝えします〜という手紙の紹介文となる文章(イントロダクションの段落)
このイントロを読むときに必ずつかまなければいけないのが、書き手が読み手に何を伝えたいかということですね。例えば自分が誰かに手紙を書くときのことを考えたとき、その手紙で何を伝えたいかということが一番大切なことになりますよね。この文章の中で何を伝えたいか?嬉しいことを伝えたいのか?ただ、事務的な報告をしたいのか。だれかに文句、苦情をいいたいのか?こういったことを考えると、手紙の文章のイントロダクションの中には頻繁に次のような表現が使われることになります:
-I would like to tell (inform)/ want to tell (inform)…….(〜したい)
-I am writing to ……….(〜するために書いている)
-Can you…….?
-Could you……?
上の2つは「お伝え系」で、下の2つは「お願い系、依頼系」表現です。上で紹介している文章第1段落を見てみると「I am writing to inform you of some excited new financial options(新しい商品当銀行のオプションプランをお伝えするために手紙を出しました)」となるので、この手紙を書いている理由は「新しい商品を紹介するため」ということがわかりますね。これがわかってしまえば、次に商品内容に関する段落がくるという予測は容易につきますね
•第2段落:First, I warmly invite you to open a Privileged Rate Saving Account (PRSA)→まずはPRSAというプランについての段落。
•第3段落:I strongly recommend that you start an RRSP with us.→次がRRSPというretirement plan(老後のプラン)について。
•第4段落:Finally, we have enclosed our eclusive Gold Star Card.→最後に、Gold Star Cardについて。
•第5段落:Once again, thank you…..→最後にもう一度ありがとう。(締めの挨拶)
最終的にこんな感じになります:
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I am writing to inform you of new financial options.
First I invite you to open a PRSA.
Next, I recommend that you start a retirement plan.
Finally, we have enclosed our Gold Star Card.
Thank you.
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かなりシンプルになってしまいましたが、まずはしっかりとこの骨組みが見えているかどうかというのがポイントですね。この各段落の役割がしっかりと見えていれば、設問の答えをどこからみつければよいかということがすぐにわかり、無駄な時間を省くことができるようになります
長文を読むときに、とにかく英語がただただずらずらと書かれていて何をどうしたらいいのか分からない!とお困りの方はまずはこの方法で段落ごとに少しずつ長文を分解していく練習から始めてみてはいかがでしょうか!ここから長文苦手から脱出することができるかもしれませんよ